半坪ビオトープの日記

ガクアジサイ

アジサイ属(Hydrangeaヒドランゲア)の園芸品種セイヨウアジサイは、園芸上ハイドランジアと呼ばれる。この属名は水と容器を意味する hydor と angeion を結び合わせたギリシア語起源のラテン語で、果実の形状を「水がめ」にたとえたものである。
アジサイの原種とされるガクアジサイは、関東以西の太平洋側に自生している。萼片の基本は4枚で、時に3枚や5枚よりなる装飾花が、密集する両性花を取り囲む姿を「額」にたとえた名である。
装飾花の色は白みがかった空色が標準で、淡赤紫色や紫色もあり白色も多い。内側の両性花は青色の花弁が標準といえよう。
このアップした装飾花は、特に大きく5×5cmほどあった。小さな両性花もよく見ると青や紫色の花弁をもち、10個の雄しべと3個の花柱があり結実する。
右上のガクアジサイの装飾花の色は標準よりやや白い。