半坪ビオトープの日記

藤色のサクラのような花はジンチョウゲ属のフジモドキ(藤擬、Daphne genkwa) 。別名、サツマフジ。チョウジザクラ(丁字桜)の名で市販されているが、サクラ属の白いチョウジザクラ(Prunus apetala) とは違う。
属名ダフネはゲッケイジュのギリシア名に由来し、種名は中国名の芫花に由来する。
中国、台湾、朝鮮半島南部に自生する、高さ1mになる落葉低木で、日本には江戸時代初期に渡来した。
花は淡紫色で葉のない4月頃、香り強くまとまって咲く。有毒植物だが、漢方では花や根を利尿剤に用いる。性質は弱くて枯れやすく栽培が難しい。