半坪ビオトープの日記


アワモリソウ(泡盛草)の別名があるとおり、円錐花序にごく小さな花を一杯に付けて咲いているのは、アスチルベ・アレンジー(Astilbe × arendsii) という園芸品種である。アスティルベという属名は、ギリシア語 a(欠く)と stilbe(輝き)に由来し、個々の花が目立たないからともいわれるが定かではない。

代表的な園芸品種のアレンジーは、ドイツのアレンズ商会が改良したもので、中国原産のオオチダケサシ(A. chinensis) と日本原産のアワモリショウマ(A. japonica) 、チダケサシ(A. microphylla) 、アカショウマ(A. thunbergii) との交配によって作られた。

耐寒性、耐暑性のある丈夫な多年草で、半日蔭でも生育する。花色には、赤、桃、藤紫、白などがあり、花期は6月〜9月とかなり長い。