半坪ビオトープの日記

レウカンテモプシス・アルピナ

グリエレ峠の東にはグリエレ谷が開け、ヴェルテ針峰(4122m)が大きな山容を見せる。右には鋭い尖峰ドリュ(3754m)が小さく見え、左の肩には雪に囲まれた展望台、グラン・モンテ(3295m)が見える。
さらに左には、長大なアルジャンティエール氷河の谷を越えて、何本も氷河を流れ出させているアルジャンティエール針峰(3902m)と、三角錐のように尖ったシャルドネ針峰(3824m)が並んでいる。
さらに左の彼方には、広大なトゥール氷河を抱くトゥール針峰(3544m)がどっしりと構えている。これら三山はスイスとの国境ともなり、氷河を抱えるフランスアルプスもここで終わる。
右上の白い花は、高地性マーガレットというべき、レウカンテモプシス・アルピナ(Leucanthemopsis alpina) 。高地の大きな岩の陰などに、葉を小さくしながら、大き目の花を力強く咲かせている。