■

岩の間から顔をのぞかせているのは、ムカシヨモギ属のエリゲロン・ウニフロルス(Erigeron uniflorus)。よく似た仲間にアルピヌス（E. alpinus) があるが、ウニフロルスが単花であるのに対し、アルピヌスは枝分かれして複数の花を付ける。
舌状花の色はピンクが多いが白から紅紫までどちらも変化に富み、中の管状花は黄色から紅紫に徐々に変わる。ウニフロルスの総苞には白い綿毛が密生している。
右上の黄色の花は、ヒエラキウム・ペレティエリアヌム（Hieracium peletierianum)。仲間のピロセラに似ているが、全体にずんぐりしている。アルプス西部に分布する。