半坪ビオトープの日記

ゲンティアナ・プルプレア

スイスアルプスの三大名花とは、赤いアルペンローズと白いエーデルワイスと青いエンチアンといわれる。エンチアンには多くの種類があるが、リンドウ属のことで学名ではゲンティアナという。
特に小型のエンチアンは色鮮やかで、このババリカ(Gentiana bavarica)は中でも青色がまぶしく、必ず目に焼きつくといえよう。高さは7cmほどで可愛い。日本の紫色がかったミヤマリンドウやリシリリンドウに似ているが、色が青そのものである。
残雪の多い湿地の日当たりのよいガレ場に咲く。羽状のがく片と、小さな倒卵形の葉と茎の長さで見分ける。
右上の赤茶色の花は、ゲンティアナ・プルプレア(Gentiana purpurea)という。日本の青紫色のオヤマリンドウと草丈と形が似ていて、高さは60cmほどである。日当たりのよい草原や傾斜地に突き出るように点々と咲いていてよく目立つ。