半坪ビオトープの日記

カルミア

今日もヤマアカガエルの子ガエル、東京産3匹と奥鬼怒産10匹を池に放した。上陸用水槽にはそれぞれ10匹ほど移した。ホウレンソウのえさやりと水の入れ替えに加え、続々と上陸してくる子ガエルの選別、移動が忙しい。
この花は10日ほど前に見かけたカルミア。北米東部原産のツツジカルミア属で、日本には1915年に渡来した。常緑低木で高さは1〜3mだが、原産地では10mにもなる。5月頃、集散花序に淡紅色の花を数十個開く。花冠は径2cmの椀形で5裂し、内側に紫紅色の斑点がある。蕾は金平糖のように愛らしい。
カルミアは、フィンランドの植物学者で大リンネの弟子のピーター・カーム(Peter Kalm) が、スウェーデン政府から派遣されて行ったアメリカの植物探検のときに発見した。「これまで知られている野生種には比べるものがない美しさ」というカームに同意したリンネ博士が彼の名誉をたたえ、この木を Kalmia latiform と命名した。
アメリカでは一般に Mountain Laurel という。また、インディアンがこの木の根からさじを作るので Spoon-wood とも呼ばれる。合衆国のコネチカット州ペンシルベニア州の州花となっている。