半坪ビオトープの日記

タイサンボク(泰山木)

北米中南部原産のモクレン科の常緑高木。1873年に日本に渡来し、公園や庭園、寺院の庭などに植えられ、高さは10〜20mになる。葉は長さ20cm前後、光沢のある革質の長楕円形。5〜6月、花径15〜20cmある乳白色の大輪の花を枝の先に咲かす。花弁は6片、3片の萼片も花弁状で、倒卵形、肉厚で強い香りがある。
空に向かって高いところで咲くので、下を通っても中々気づきにくい。強い香りや光沢のある大きな葉でタイサンボクと気づいても、下から仰ぎ見ることが多い。運良く小ぶりの木を見つけ、正面から見ることができた。
昂然と泰山木の花に立つ 高浜虚子