半坪ビオトープの日記

ワラジムシの水槽

放し飼いのヤマアカガエルは狭いビオトープで産卵と孵化・生育を繰り返しているが、餌が極端に不足しているのでほとんどがコンクリートジャングルに旅立ってしまい、いつ繁殖が途絶えるかわからない。
そこでカエルの餌を育てることを考えた。ショウジョウバエなどのハエ類は、殖やすことはできても餌としてカエルに与えるのは難しい。飼育水槽で殖やせる虫として、堅そうなダンゴムシより柔らかそうなワラジムシを選んだ。
昔はこの辺りにもワラジムシがいたが、今では見かけないので郊外に住む知人に頼み、3ヶ月前にワラジムシを40匹手に入れた。3つの水槽に分けてクワの葉を餌として与え、2ミリほどの子虫と最大12ミリになる親虫を含め、それぞれの水槽で百匹ほどに殖やした。
ところが肝心のヤマアカガエルは今年も百匹以上子ガエルまで育ったはずなのだが、この頃は1匹も見かけなくなっていた。ようやく今日、離れビオトープで子ガエルを1匹見つけたので、ワラジムシを飼育している室内の水槽に入れた。40×25cmの水槽を傾けて水場を作り水草も入れたが、ワラジムシは溺れやすいので水は少なめにした。
子ガエルはまだ小さく体長15ミリしかないが、2ミリや6ミリほどの小さなワラジムシなら食べるに違いない。