半坪ビオトープの日記

足の出たオタマジャクシ

ようやくビオトープの草刈の時間がとれた。池の周りはユキノシタが茂っていて、少し草をすいたくらいではカエルが歩くことも出来そうにない。古い葉を順に折り取っていたら、突然、ヤマアカガエルが池に飛び込んだ。驚いたのはカエルの方だろう。色は薄いがオスのアカだ。
草刈もそこそこに切り上げて、池のオタマジャクシを探してみた。一番大きな池には最大400匹ほどいるはずなので、ヌマエビが食べられてしまったのではないかと心配していた。ところが、網で掬ってもヌマエビの幼生は見つかるが、オタマジャクシは1匹も見当たらない。大雨で池から多少あふれ出ていったとしても、実に不可解である。左の池には最大100匹ほどいるはずなので掬ってみたら小さいオタマジャクシが10匹ほど見つかった。
水槽で大きくなって既に足が出ているものと比較してみた。水草くらいしかエサがない池で生き延びていたオタマジャクシは、まだ1.5〜2cmにしか育っていないのに比べ、水槽で朝から晩までホウレンソウを食べ続けて大きくなったオタマジャクシは4cmの体長であった。4月22日に卵で生まれ、28日には多くがオタマジャクシになった兄弟でも、環境が違えば育ち方がまるで違ってくることがよく分かる。