半坪ビオトープの日記

2006-07-01から1ヶ月間の記事一覧

職場の裏庭のスミレの葉に産み付けられたツマグロヒョウモンの卵は、20日で8〜15mmほどの2令の幼虫になっていた。近くのスミレにはもっと大きな3令や4令の幼虫が10匹前後いた。目の前でアシナガバチに肉団子にされ、頭と皮だけが残った。少しで…

相変わらず網の外に2匹、隣の庭に6匹子ガエルがいたので保護した。親ガエルも久しぶりに2匹同時に見かけ、本日はヤマアカガエルの天国となった。ただし、子ガエルは網の外が多く、夕方には大きなヤモリがビオトープのすぐそばまで来ていたので心配だ。

珍しくジャノメチョウが飛んできてミゾソバの葉に止まった。ジャノメチョウ科の中では最も一般的な「ヒメジャノメ」ではあったが、このビオトープで見かけたのは初めてだ。花も少なく目立たぬ小さなビオトープに蝶が来るのは珍しく、うれしいかぎりだ。

今朝も小さな弟ガエルが3匹、網の外に出ていたのでビオトープに戻した。植木鉢のかけらの上に登った一番小さなカエルが最後の末っ子ガエルと認定した。戻しても戻しても外に出て行かれると、エサも広さも足りないことが痛感される。

ニホンアカガエルとヤマアカガエルは非常によく似ていて、中々区別が付きにくい。どちらも低地から山地まで棲息するが、どちらかといえば、ニホンアカガエルは低地に、ヤマアカガエルは山地に多い。見分け方は三つある。1.背中にある二本の背側線が、ニホ…

イモリの4匹がエサのアカムシを食べようと集まっている。「テン」「アカ」「クロ」「シマ」という名前も付けてはいるが、赤い腹模様をみなければ見分けがつかない。目が悪く、アカムシを踏んづけたり通り越したりして中々食いつけない。ようやく目の前にし…

6月上旬から約1ヶ月半にわたって順々にオタマジャクシからカエルになってきたが、ようやく最後が近づこうとしている。この間、数十匹もの子ガエルが上陸したが、ほとんど旅立ってしまった。親ガエルもすっかり見かけなくなった。このオタマが最後かと思う…

我が家の内にハエトリグモはかなりいる。ハエを捕まえるというので大事にしてきた。白と黒のまだらはほぼ拮抗していて、シラヒゲハエトリグモと思っていた。ところがビオトープに真っ白なハエトリグモを見つけた。よく調べると、これもシラヒゲハエトリグモ…

ようやくセリの花が咲き出した。そこにツマグロオオヨコバイの幼生が止まっている。キウイの木があったときにはその葉の裏にヨコバイがよくへばりついていた。この幼生はカエルのえさに向いていると思うが、地面の近くにはいないのでそうはいかないだろう。…

今度もヤマイモの葉にハムシが止まっていた。前回(7月15日)のハムシは、ようやくキベリクビボソハムシと分かった。やはり、ヤマイモの葉を食するという。名前からすると、これもキベリクビボソハムシと思われる。黄色の縦の筋が3本あるのが特徴だが、…

池が四つもあると蚊が多くて困る。殺虫剤はあまり使いたくないので、いつも刺されてからたたいている。中央の池には野生のメダカが三匹いるが一向に増えない。そこで市販のクロメダカを買い求め、二匹ずつ分け入れた。メダカは卵も子供も食べてしまうといわ…

ビオトープの網の外側に昨日からしがみついていたのが、このトウキョウヒメハンミョウだ。8〜9mmの黒くて小さなハンミョウで、青紫・緑・橙色の鮮やかな2cm大のハンミョウに比べるとずいぶん見劣りがする。トウキョウという名が付いているように東京…

玄関脇に大きな火鉢が置いてある。もちろん灰が入っているわけではなく、水が張ってある。真ん中にミソハギの株があり、周りに欠けた植木鉢が伏せられている。そこにアメリカザリガニとタニシを放しておいたのだが、とっくに死に絶えたと思ってここ1年ほど…

池の中、コカナダモの間でのんびりすごしているオタマがまだいる。ほとんどが産卵から上陸まで養殖で2ヶ月、放任で2ヵ月半から3ヶ月かかったが、まったくマイペースのものがいるのも自然の摂理かもしれない。ようやく足が出てきたのでそろそろ上陸するだ…

ギンブナとタモロコはいつも同じ隠れ家に一緒になって隠れている。ところが、餌のアカムシを落とすと大きいギンブナの方が目ざとく食いついてしまう。ようやく小さいタモロコがアカムシに食いついた。水草も食い尽くしてしまったので補充しよう。

ビオトープにはいろいろな昆虫が飛んでくるが、よく見かけるのがハムシの仲間だ。ヤマイモの葉を食べているのは、キベリクビボソハムシだ。ハムシ科だけでも日本に500種いるといわれ、野菜の害虫が多い。色と柄が多様で変化も多い。1cmほどのカエルが…

昨日、スミレと一緒にオンブバッタの幼生も数匹連れてきた。まだ1cmほどだ。以前入手したオンブバッタは、半月で1cmから2cmと2倍の大きさに育っていた。バッタはカエルのえさにはならないようだが、ビオトープの賑わいになればいい。

職場の裏庭のスミレの葉にツマグロヒョウモンが産卵していた。近づいても逃げず、一心不乱に産卵していたので手で触ることができた。このツマグロヒョウモンは、雌の羽の先端が青黒くなっていて、裏が赤みを帯び、特異な色合いは興味をそそる。ユーラシアの…

7月2日に見つけ3日に書いた白っぽいカエルを、その後、昨日と今日も見かけた。その間に赤い母ガエルも2度見かけているし、父ガエルは黒模様が違うので、どうみても三匹目の親ガエルとなる。赤みが薄く、灰色やはだ色に近い。春ランの陰に隠れているので…

水滴ボトル

ビオトープには朝晩水やりしているが、やはりかなり乾燥してしまう。そこでペットボトルを逆さづりして穴を開け、ぽたっぽたっと水滴が落ちるような仕掛けを作った。できるだけゆっくり落ちるようにすると、2リットルで約6時間かかる。ツバキの葉に一度当…

池にはまだ、オタマジャクシがのんびり泳いでいる。あと20匹位いる模様だ。上陸してくるスピードも落ちているが、逃げ出すカエルもたくさんいて、密度が増えている様子はない。毎朝、網の外に出ている小さな弟ガエルを2匹前後保護してビオトープに戻して…

シュウカイドウの葉にあいた穴からカエルがちょこんと顔を出している。秋海棠は中国原産のベゴニアの仲間で、秋にピンクの花を咲かす。湿地の半日陰を好むのでこの池がぴったりだ。

ビオトープの壁際に隣家のノウゼンカズラが越境してきている。千年前には帰化した、中国原産の橙色の鮮やかな花は見栄えがする。しかし、花の蜜が目に入ると毒であるといわれているので、池に落花すると生き物に悪影響があるのではと心配し、壁を越えてきた…

黒地が多く赤地が最も少ないので「クロ」と呼ぶ。一番太っているので雌と思う。一月ほど前にたった一個産み付けられた卵は、隔離しておいたが孵化することなく小さくなって消えてしまった。無精卵だったのだろう。イモリは自分の卵を食べてしまうといわれる…

昨日、見慣れない白っぽい親ガエルを見つけ驚いた。赤みが強い母ガエルが白くなったと思ったが、よくよく見るとどちらとも違うようにも見える。まさか3匹目の親ガエルではあるまい。無理せずそのうち判明するにまかせよう。4月に見たカエルは水の中で緑が…

キウイの切り株を含む増設地が殺風景だったので、小さな池(23・33・13cm)を設置し、姫スイレンとホテイアオイを入れた。左の池では、見慣れない白っぽい親ガエルを見つけ驚いたが、どうやら母ガエルの色が変わっていたみたいだ。出入り自由で、な…

今朝方ビオトープを見ると、なんと網の外でカエルがぴょんと跳ねた。網に追いやると網をよじ登り、途中でするりと網を潜り抜けて内側に飛び降りた。逃亡を阻止するために張った網が、変態直後の小さいカエルにとっては出入り自由だったのだ。5匹をビオトー…