半坪ビオトープの日記

グラナダの夕食

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エルビラ門

アルバイシン地区を下りきったところに巨大なエルビラ門(Puerta Elvira)が建っている。つまりこの門は、イスラム時代のグラナダ城内への入り口にあたるので、アルバイシンに歩いて上る時にはここを目印にするとよい。ライトアップされた姿は、当時の面影を残していて趣がある。

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カテドラル

エルビラ門からグラン・ビア・デ・コロン通りを南東にまっすぐ進むと、カテドラルに近づく。カテドラルのドームの高さは45mもあるというが、外から眺めることは難しい。

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サン・フストと牧師の教会(Iglesia de San Justo y San Pastor)

夕食をとる店を探してカテドラルから北西に向かって歩いていくと、大学(Universidad)広場に面して建つ、大きな古びた教会に行き当たった。このサン・フストと牧師の教会(Iglesia de San Justo y San Pastor)は1575年にイエズス会によって建てられた。このファサードは建築家Joséde Badaにより1719年に完成した。正面扉を取り囲む2対のコリント式柱に支えられた台座の上下に白い大理石のレリーフが二つあり、最上部にはサン・イグナシオの彫像が立っている。

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カルロス5世記念碑

サン・フストと牧師の教会のある大学広場には、カルロス5世記念碑が建っている。カトリック両王の孫、カルロス5世はアルハンブラ宮殿に5世宮殿を建設し、コルドバのメスキータにカテドラルを増築した建築好きの王であった。

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ケソ・マンチェゴ(Queso manchego)

夕食はそこそこ人気のレストラン、La VINOTECAにした。グラナダの赤ワインFontedeiには、スペインで最もポピュラーな羊のチーズ、ケソ・マンチェゴ(Queso manchego)が合う。スペイン中部、ラ・マンチャ地方を発祥とする羊乳を原料としたチーズで、セルバンテスの小説『ドン・キホーテ』にも登場する。

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ヒルのリゾット(Homenaje al Pato en Arroz)

こちらは、アヒルのリゾット(Homenaje al Pato en Arroz)。カリカリに焼いたチーズが添えられているのも一興。

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焼き野菜(Verduras a la brasa)

こちらは、焼き野菜(Verduras a la brasa)の盛り合わせ。タマネギ、ニンジン、アスパラ、ナス、ピーマン、パプリカ、ズッキーニを焼いたものに、マスタードソースをつけて食べる。

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バカラオ(干しダラ)とトマト煮込み(Bacalao Clasico con Tomate)

こちらもグラナダの郷土料理でよく使われる、バカラオ(干しダラ)とトマト煮込み(Bacalao Clasico con Tomate)。

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ラボ・デ・トロ(Rabo de Toro、牛テールの煮込み)

こちらは、コルドバの郷土料理、ラボ・デ・トロ(Rabo de Toro、牛テールの煮込み)。蜂蜜に漬け込んだ肉をドライフルーツと一緒に煮込む。上に乗せたカラメルタマネギも甘みが程よい。