半坪ビオトープの日記


小さなアヤメ科のこの花は、シシリンキウム・カリフォルニクム(Sisyrinchium californicum) という。属名は、近縁のアイリスのある種の古代ギリシア名に由来するといわれる。和名は、ニワゼキショウ属という。ニワゼキショウ(S. rosulatum) は北アメリカ東部原産だが、こちらはカリフォルニア、オレゴンバンクーバーなどアメリカ西部原産で、花が黄色なのでキバナヒメアヤメという別名を持つ。

高さは15〜30cm、花径は2.5cmで、春から夏にかけて咲く。花茎が扁平で翼があるのが特徴である。英名は、golden-eyed grass という。

こちらの方がよく見かける、シシリンキウム・アングスティフォリウム(S. angustifolium) で、北アメリカ原産であるがイギリスやニュージーランドにも野生化している。5〜10月に、すみれ色で中心が黄色の花を咲かせる。花径は1.5cmほどで小さい。英名は、common blue-eyed grass という。