半坪ビオトープの日記


サマーブーケという名で出回っている、マンデビラに似たこの花は、オドンタデニア・マクランタ(Odontadenia macrantha) という。
属名は、ギリシア語 odontos(歯)と aden(腺)に由来し、鋸歯状の腺体が雌しべの基部を囲んでいることにちなむ。

中南米原産の非耐寒性常緑つる性植物で、花期は6〜9月。花径5〜8cmの芳香ある黄色の花を咲かす。葉は革質の楕円形で光沢がある。
別に、ウレキテス・ルテア(Urechites lutea) とか、ペンタリノン・ルテウム(Pentalinon luteum) とも呼ばれて紛らわしい。

行燈仕立てで真夏に鮮やかな花を咲かせているこの花は、マンデヴィラ・アマビリス(Mandevilla × amabillis) という園芸品種で、サンパラソルなどの流通名でよく出回っている。

中南米が原産で、花色は淡桃色から濃桃色へと変化するものが基本だが、もとから白色や濃赤色の品種も多い。