半坪ビオトープの日記


箱根ベゴニア園には、ベゴニア以外にもいくつかの花が栽培されている。この花は、イワタバコ科ストレプトカルプス属のヴェンドランディー(Streptocarpus wendlandii) という。
属名は、ギリシア語 streptos(ねじれた)karpos(果実)に由来し、長い�果がらせん状にねじれていることにちなむ。ナタール原産の一念植物(開花結実後、全草が枯れる)。

葉は一枚で、長さ1m幅60cmにもなり、表面にしわがあるため、和名はウシノシタ(牛の舌)という。花は白っぽい紫色で、スミレの花を引き延ばしたような形をしている。

この属の花はアフリカやアジアに多く自生し、ヨーロッパで100年以上も栽培され多くの交雑種がある。
最も多く見かけるストレプトカルプスストレプトカーパス)はサクソルム(S. saxorum) だが、白っぽいこの花は、レクシー(S. rexii) と思われる。