半坪ビオトープの日記


以前、白花と赤花のカルナ・ブルガリス(Calluna vulgaris) を取り上げた際に、ヨーロッパでは茎葉を観賞する品種も多いと書いたが、主な品種が揃って植えられているのを見つけた。
和名では、ギョリュウモドキ、一般にはカルーナ・ブルガリスと呼ばれているが、北ヨーロッパから小アジアにかけて広く分布する常緑性小低木で、耐寒性が非常に強い。
赤く紅葉しているのは、ロザリンド(C. v. 'Rosalind') という。もとは濃緑色で、ところどころクリーム色になり、冬はこの部分が美しく紅葉する。
濃黄色のブルガリスは、ゴールド・ヘイズ('Gold Haze') という。

枝が詰まって小さめの葉が密生する右の矮性種は、ナナ・コンパクタ('Nana Compacta') という。濃緑色の葉の先端は暗褐色に紅葉している。

こちらは白い花の咲いているブルガリス。耐寒性が強く花期も長いので、冬の寄せ植えに向いている。