半坪ビオトープの日記

ツリフネソウ

秋の日差しを受けてほわっと咲いている黄色い花はアキノノゲシ属のアキノノゲシ(Lactuca indica) という。日本全土の山野に生える1〜2年草で、高さ150cmほどになる。
ハルノノゲシの葉は基部が茎を抱くが、こちらは抱かない。同属にチシャ(L. sativa) があり、野菜のレタスやサラダ菜はチシャの1種である。
右上の赤紫色の花は、ツリフネソウ科インパティエンス属のツリフネソウ(Impatiens textorii) という。日本全国の山地に生えているが、どちらかというと渓流沿いに多い。属名は、ラテン語で「我慢できない」という意味で、熟した果実に触れるとすぐ裂開し、勢いよく種子をまき散らす性質に由来する。
和名ではツリフネソウ属というが、ホウセンカアフリカホウセンカが仲間である。後者は一般にインパティエンスと呼ばれ、多くの園芸品種が出回っている。