半坪ビオトープの日記

アデノスティレス・グラブラ

いよいよプランプラからエギーユ・ルージュの山に向かって歩き始める。白い雲の左の峰がプーリー・ブネ峰(Pourie Bne 2561m)だ。これからそのすぐ脇まで花の咲き乱れる細い登山道を上っていく。
水平に右に進み、シャルラノンというお花畑やカラマツの林などを通り、フレジュール(1877m)まで歩く幅広い一般的なハイキングコースが右の端に見える。
右上のピンクの花はキク科のアデノスティレス・グラブラ(Adenostyles glabra)。グラブラとは毛がないという意味で、フキに似た大きな葉に毛はない。アルプスでよく見かけるアリアリアエと似ているが、こちらの方が丈が低く、どちらかといえば複散形花序のアリアリアエに対し、グラブラは円錐花序である点が違う。