半坪ビオトープの日記

ロドデンドロン・フェルギネウム

シャルラノン峰の尾根(2273m)を通り過ぎると行く手にコルヌ峠の右にあるプーリー・ブネ峰(2561m)が見え、その手前には今まで見えなかった大きな人工物が現れた。よく見ると、スキーリフトの終点であった。
右上の赤い花は、ロドデンドロン・フェルギネウム(Rhododendron ferrugineum) 。これもヒルスツム(hirsutum)とともに、アルペンローズと呼ばれる。違いは、こちらの方が葉が少し長く、葉の裏が茶色がかっているところ。
分布範囲もこちらの方が広い。 薬用植物として利用されるというが、有毒物質を含むので注意したい。
このツツジ属(Rhododendron)はアルプスではこの2種しか知られていないが、日本ではコメツツジ(R. tschonoskii) や、アズマシャクナゲ(R. degronianum) など多くの種が生育する。