半坪ビオトープの日記

ラヌンクルス・ビラルシイ

朱赤色の花は、ヒエラキウム・アウランティアクム(Hieracium aurantiacum)。この属で唯一の赤色系である。まっすぐ伸びた茎に数個の花をつける。
ヨーロッパから西アジアに分布する。日本にも帰化していて、コウリンタンポポとかエフデタンポポとか呼ばれる。北海道の知床峠付近に群生していた。
右上の黄色の花は、キンポウゲ属のラヌンクルス・ビラルシイ(Ranunculus villarsii)。属名 Ranunculus は、ラテン語でオタマジャクシあるいは子ガエルを指し、rana (カエル)に由来し、湿地を好むことに因む。
この属には渓流に白い花を咲かせる水草バイカモ(nipponicus) なども含まれる。ほとんどの花が黄色で形も似ているため、葉の形で見分ける。このビラルシイの葉は、大きく3深裂し、さらにいくつかに深裂する。