半坪ビオトープの日記

ニホンヤモリ

たった4mmほどのキウイヒメヨコバイに栄養を吸い取られ、すっかり衰弱したキウイの大木をとうとう伐採してもらった。キウイの根元には大小の植木鉢が散乱していたので、朝方片付けていたら、アカガエルが突然飛び出してきた。ここ2ヶ月ほどほとんど見かけなかったので、どこへ行ってしまったのかと思っていたが、40cmの金網を越えてビオトープの外にいた。1坪ほどの植木鉢や枯れ枝の影には、カタツムリ・ヤスデ・ハサミムシ・ダンゴムシ・ナメクジ・ミミズなど、いろいろな生き物が隠れているのでエサに不自由しないのだろう。キウイの伐採が始まると、今度はヤモリが出てきた。九州以南にはミナミヤモリなど10種ほどいるが、本州にはこのニホンヤモリだけだ。それも本州北部には棲息しないというから、関東あたりが北限なのだろう。大きさは10cm、目つきがイモリより鋭い。どこでも登る足の吸盤など、都会でも生き延びる能力を持った立派な狩人だ。