半坪ビオトープの日記


江戸幕府は元和四年(1618年)それまでの尾根道を通る湯坂道を廃止、須雲川及び畑宿経由の旧街道を作った。
旧東海道きっての難所、箱根八里(小田原宿〜三島宿)のうち、湯本〜箱根峠までを東坂と呼び、一般によく歩かれているのは畑宿〜箱根町である。
とりあえず元箱根から畑宿に向かい歩きだした。箱根町から続く杉並木がちょうど終わるあたりに旧街道への入口がある。

ケンペル・バーニー碑を過ぎ、石畳の道を上りだす。ドイツ人医師で博物学者のケンペルは、江戸時代に箱根の美しさを世界に紹介した人物。英国人貿易商のバーニーは、明治時代に箱根の自然保護を訴えた人物である。

権現坂あたりまで上りが続き、大石の天ヶ石坂あたりから下っていく。

石畳の道はでこぼこしていて意外と歩きにくい。やがてバス通りに出る。箱根旧街道入り口(元箱根まで40分)と書かれたここまでが最短コースだが、もう少し歩いてみる。

土の道を進むと甘酒茶屋に出る。甘酒や味噌おでんが美味しい。

なおも進むが畑宿に着く手前、見晴らし茶屋でバスに乗った。遠くに小田原市街と太平洋が見渡せた。