半坪ビオトープの日記


2009年も前年に引き続き自宅近くで見かける花を取り上げた。とりわけ、スミレ、ユリ、カンパヌラ、クレマチス、ベゴニア、ペチュニアインパチェンス、ペラルゴニウムなどの特集も組めて、忙しくも楽しい一年だった。
2010年も引き続き同じ方針のつもりだが、自宅近くで見かける花はほとんど取り上げてしまった感じがする。軒先園芸の様子、植物園巡りや山野草を訪ねるハイキングなどにも組み込みたい。
1月は寒さも厳しく新しく咲き始める花が少ない。09年に撮った写真のうち、種名の確認に手間取り、取り上げそこなった花がかなりあるので、ここでまとめて紹介しておきたい。
この花は昨年2月に見かけた、ゴマノハグサ科のザルジアンスキア・オバタ(Zaluzianskya ovata 'Moonlight fragrans') という。
南アフリカ原産の常緑多年草で、英名でナイトフロックスというように、夕方から花開きよい香りを放つ。花期は4〜6月とされる。鮮やかな赤い蕾が開くと中は純白で、花弁の裏表の紅白が興味深い。

同じく2月に見かけたこちらの黄色の花は、アヤメ科のロムレア・フラバ(Romulea flava) という。ロムレアという属名は、ローマの創建者であり最初の王であったロムルス(Romulus) の名にちなむ。
南アフリカのケープ地方の南西部に分布し、花径は約4cm。花期は2〜3月とされる。