半坪ビオトープの日記


秩父の銘酒、武甲正宗の醸造元、武甲酒造は、江戸中期宝暦三年創業の老舗で、築190年を超える今の店舗は、国指定登録有形文化財となっている。

平成の名水百選に選ばれている「武甲山伏流水」で仕込まれた日本酒は、どれもとても美味しい。
利き酒では新種の「しぼりたて」と[にごり生酒」のハーフアンドハーフを勧められたが、やはり「しぼりたて」だけの方がすっきりしてのど越しがよいと感じた。

西武秩父駅前の仲見世通りには、郷土料理の食事処や伝統工芸品や土産物の店が並ぶ。外には大きな武甲山(1304m)が聳え立っている。
武甲山の名は、日本武尊が東征の際、自らの甲(かぶと)をこの山の岩室に奉納したという伝説に由来するといわれている。
別名秩父嶽、あるいは妙見山秩父地方の総社である秩父神社神奈備山とされ、信仰の対象としての歴史が古い。
ただ現在は、石灰岩の採掘による無残な姿がいつ見ても哀れを誘う。