半坪ビオトープの日記


毎年12月2日3日に執り行われる秩父夜祭は、日本三大曳山祭り(祇園祭高山祭)の一つとして知られ、寛文年間より300年の歴史を誇り、国指定の重要無形民俗文化財である。
笠鉾は神道民俗(妙見信仰)の要素を備え、屋台は左右に芸座を出すと歌舞伎の舞台となり、秩父屋台の最大の特徴の一つである。

秩父まつり会館はそうした秩父夜祭に使われる、豪華絢爛な笠鉾や屋台を展示している。まず映写室で、秩父夜祭のクライマックスをハイビジョン映像で見たあと、提灯に灯をともした笠鉾や屋台を見学する。

二階の資料展示コーナーでは、斎場祭と神輿、芸座・後幕・水引幕などの屋台関連資料が数多く展示されている。

この神輿は約450年前に作られた埼玉県内最古の神輿で、江戸時代末まで秩父祭の御旅所への御神幸に使われていたもの。