半坪ビオトープの日記

プレクトランサス

野草のヤマハッカに似たこのシソ科の花は、プレクトランツス属の園芸品種で、ケープ・エンジェル(Plectranthus 'Cape Angels')という。属名は、ギリシア語 plektoron(けづめ)と anthos(花)に由来し、花筒の基部が突出していることにちなむ。
和名はヤマハッカ属で、ヤマハッカ、ヒキオコシ、アキチョウジなど日本にも10種ほど分布する。世界では熱帯・亜熱帯アジアやアフリカ、オーストラリアなどに約100種分布する。
このケープ・エンジェルは南アフリカ原産の数種を交配させて誕生した園芸品種といわれ、花色も紫、桃、白などがあり、モナラベンダーという別名もある。一般にはプレクトランサスあるいはケープ・エンジェルと呼ばれる。
葉の表は濃緑色で、茎や葉の裏は紫褐色。9〜11月に咲く花は筒型で、唇型の花冠は上下に5裂し、紫の細かい斑紋が美しい。