半坪ビオトープの日記

シレネ・アカウリス

湖畔に下りると湖の右にそそり立つグロスシーエン(Gross Schijen 2786m)の岩峰がとても大きく迫って見える。ここでようやくネッチェン(Natschen 1842m)からあがってきたハイカーたちとすれ違う。
湖の脇を下りて草原の斜面を進む。チョウやバッタなどの虫も多くなる。単調なゆるい下り道をかなり進んだところで今度は放牧の牛が道を塞いでいた。
遠回りしてルッタール湖の上を通ってきた道へ這い上がり、ネッチェンへの砂利道を横切りながらひたすら下っていく。眼下にはネッチェンに上がってくる登山電車が小さく見える。
ルッタール湖からネッチェンまではかなり距離があるので、展望がよいと思われる湖の山側を通る道をお勧めする。
右上の花は、ルッタール湖の手前の石畳で見かけたシレネ・アカウリス(Silene acaulis)。じゅうたんのような緑の細葉に小さなピンクの花が刺繍のごとく咲いていて可愛らしい。