半坪ビオトープの日記

道をふさぐ羊

なおも石畳の道を進み行くと、前方には昨日のゲムシュトック(Gemsstock 2963m)の山並みが見渡せ、ついでグロスシーエン(Gross Schijen 2786m)とシーエンシュトック(Schijenstock 2888m)の巨大な岩峰が右に現れてくる。
その間のはるか彼方には、ウルスレンの谷や山並みの果てに、フルカ峠と氷河を抱くガーレンシュトック(Galenstock 3586m)やダンマシュトック(Dammastock 3630m)などのヴィンターベルクの山脈が見える。
そして眼下に藍色の美しい湖、ルッタールゼー(Lutersee 2358m)が現れる。道端では放牧の羊がのんびり草を食んでいる。そのうち道をふさぐ羊の群れに出くわした。追い立てるように進むと、一列になってかなり走ってから草地に入った。
コースは湖の右上を通り過ぎていくのだが、湖畔に下りる道もあったので休憩がてら下りてみた。湖畔に近づくと、ミヤマコウゾリナに似たウスクリーム色のヒエラキウム・インティバケウム(Hieracium intybaceum)がいくつも咲いていた。