半坪ビオトープの日記

ヒメシャラ(姫沙羅)

本州箱根以南、四国、九州の山地に生え、高さ15〜20mになる落葉高木。淡赤褐色の樹皮は滑らかで薄くはがれる。葉は長さ3〜8cmの洋紙質。6〜8月、葉腋に直径2cmの白色の5弁花を咲かせる。ナツツバキ属でナツツバキより花が一回り小さい。ヒメシャラとは、ナツツバキの異名の沙羅より小さいの意。別名に、サルナメリ、サルタノキなどがある。材は床柱、細工物などに用いる。茶庭になくてはならないといわれる。
釈迦が入滅した場所の四方に、この木が二本ずつ植えられていたという伝説のある、サラソウジュ(沙羅双樹)はフタバガキ科で別種であり、日本には自生していない。