半坪ビオトープの日記

コアカソ

鬼怒川の渓谷でコアカソ(小赤麻)をよく見かけた。ヤブマオと同じイラクサ科カラムシ属だ。この仲間で茎や葉柄が赤味を帯びるものに、アカソ・コアカソ・クサコアカソがある。アカソは葉の先が3裂し、クサコアカソの葉の片側の鋸歯は9個以上ある。コアカソの葉の先は尖り、茎の下部は木質化して半低木となる。夏に咲いた雌花穂は、秋になると大きく垂れ下がってくる。
半月ほど前、ツマグロヒョウモンの蛹を保護した。蛹で越冬するかと思っていたが、先日飼育箱で羽化した。七回目の今度こそオスであった。今年はかなり繁殖してスミレの葉が食い尽くされた感があるので、幼虫で越冬するにしてもスミレの葉を見つけるのがたいへんだろう。