半坪ビオトープの日記


西府駅の南口にある御嶽塚古墳は、府中市の史跡となっている円墳で、直径約25mの墳丘と、その周囲に幅約7mの溝が巡っていた。

西府駅周辺の発掘調査では御嶽塚を含めて10基以上の古墳が発見され、太刀などの副葬品や多数の円筒埴輪が並べられた古墳もあった。

副葬品や河原石積みの横穴式石室などから、熊野神社古墳より古い6世紀末から7世紀前半の築造と推定されている。

塚上に祀られている石祠には「御嶽大権現 安政五午年十一月吉日 小野宮 願主 内藤伊助」の銘がある。御嶽信仰山岳信仰の一つで、江戸時代には各地に広まっていた。
御嶽塚の東900mには同じく府中市史跡の高倉塚古墳があり、20基余りの古墳とともに高倉古墳群を形成している。