半坪ビオトープの日記


数あるサルビアは花を楽しむが、ハーブとして好まれているのはこのセージ(Salvia officinalis) であろう。
セージの英名は、common salvia あるいは garden salvia といい、日本で最も普通のサルビア(ヒゴロモソウ)の英名は、scarlet sage という。
つまり、花を楽しむ種類をセージと呼び、日本でセージと呼ぶものは欧米ではサルビアと呼んでいる。そもそも、sage の名称は、ラテン語の salvia がフランス語の sauge を経て、転訛したものという。
南ヨーロッパ原産の耐寒性ある常緑亜低木で、高さは60cmほどになる。灰緑色の葉は長楕円形で表面はざらつく。
別名、ヤクヨウサルビアというように、葉に香りがあり、ハーブティやソーセージなど肉料理の臭み消しに利用される。抗酸化作用が強く、古代ローマ時代より免疫を助ける薬草として使われたり、紅茶が飲用とされる以前にはお茶として使われることもあった。