半坪ビオトープの日記


色のあせたクロユリのようなこの花は、中国原産のバイモ(貝母、Fritillaria verticillata var. thunbergii) という。
和名は、漢字の音読みだが、球根が二枚貝の形に似るためという。別名は、アミガサユリ(編笠百合)という。

日本にも自生するクロユリ(F. camtschatcensis) やコバイモ(F. japonica) と同じバイモ属で、咳止めや止血、解熱の薬用に使われたり、地味な様子から茶花にも使われる。
延喜式(927) にも貝母の字が出ていて古くから知られているが、実際の植物は江戸時代に渡来したといわれる。