半坪ビオトープの日記


房総フラワーライン沿いの平砂浦海岸の南端に位置する相浜は、幅100mだが比較的遠浅なので波静かな海水浴場になっている。
平砂浦海岸の方は波が強くサーファーが多いが、こちらはもう誰もいないのでさしずめプライベートビーチである。

民宿から相浜へ向かう途中で、フナムシを見つけた。「だるまさんがころんだ」の遊びのようにちょこちょこ動いては止まり、動いては止まる仕草がかわいい。
ワラジムシに近い仲間で海岸に多いため釣りの餌にすることはあるそうだが、から揚げにして食べてもまずいという。

このフナムシを食べるのがこのアカテガニ(赤手蟹)。これも食用にする話はあまり聞かない。
普段は海岸近くの土手や草むらに住み、夏の大潮の夜(満月か新月)には海岸に集まり、海水につかって腹部を激しく開閉してゾエア幼生(子)を孵化(放出)させることがよく知られている。

体長25mmもある大きなクモは、ナガコガネグモのメス。毎年この近くでいくつか見かけるが、今年は1頭だけだった。