半坪ビオトープの日記


八幡平頂上付近にいくつもある沼の中で最も大きいのが八幡沼で、両岸には立派な避難小屋がある。八幡平周辺は登山道がかなり整備されているが、発生しやすい霧になると視界が利かなくなるので心強い。

沼の斜面にはトウゲブキやハチマンタイアザミ、シロバナトウウチソウなどのほかにニッコウキスゲの群落もありお花畑となっている。

陵雲荘という避難小屋の辺りから高層湿原が広がり、ヨツバシオガマ(Pedicularis chamissonis var. japonica) などの高山植物が盛りを過ぎたとはいえまだ咲いている。

これは切り花によく利用されているエゾリンドウの高山型で、エゾオヤマリンドウ(Gentiana triflora var.japonica f. montana) という。湿原に多い。

この花も高山でよく見かけるハクサンシャクナゲ(Rhododendron brachycarpum) で、多くは咲き終わっていたが翌日訪れた蓬莱境でも見かけた。