半坪ビオトープの日記


アオイ科の小ぶりの花は、ラヴァテラ属トリメストリス(Lavatera trimestris) の園芸品種で、これは’ホットピンク’という。属名は、16世紀チューリヒの自然科学者ラヴァター兄弟の名にちなむ。和名はハナアオイ(花葵)属という。
地中海沿岸原産の一年草で、草丈は50cmほどになる。日本には明治中期に渡来したけれども広まらなかったが、ヨーロッパの改良種が最近新たに紹介されて人気が出てきた。

種名のトリメストリスとは「3か月」の意味で、種子をまいてからすぐに咲くことを表しているらしい。これは白花種の’クール・ホワイト’という。基本種の花径は10cmだが、この二つは7cm程である。