半坪ビオトープの日記


筒型の花が一方向に揃って咲く姿を、打ち寄せる波頭に見立てて名付けられたこの花は、タツナミソウ(立浪草、Scutellaria indica) という。日本、朝鮮半島、中国、インドシナ半島に分布し、日当たりのよい山野に野生する。

耐寒性のある多年草で管理が容易なため、鉢植えに向く。よく出回っているのは、この変種でコバノタツナミソウ(S. indica var. parvifolia)といい、葉が小さくビロード状なので、別名ビロードタツナミともいう。この三つともコバノタツナミソウと思われる。

花色は、赤紫が基本で青紫や桃色、白色などがある。