半坪ビオトープの日記


一般にキャンディタフトあるいはイベリス と呼ばれているが、この花は、アブラナ科イベリス属のセンペルビレンス(Iberis sempervirens) という。属名は、スペインの古名 Iberia に由来し、本属の花が多く分布することにちなむ。
ギリシア、西南アジア原産の宿根草で、草丈は20〜30cmで叢生する。和名はトキワナズナで、日本には1930年頃渡来した。
耐寒性が特に強く、花期は4〜5月とされるが、早くもあちこちで咲いている。
キャンディタフト(Cndytuft) とは、花の様子が砂糖菓子に似ているから付いた名で、イベリス属の英名である。花弁4枚のうち外側の2枚は内側に比べてかなり大きいのが特徴である。
同属には、マガリバナと呼ばれるアマラ(I. Amara) や、ニオイナズナと呼ばれるオドラタ(I. Odorata) や、赤など花色の多いウンベラタ(I. Umbellata) などがある。