半坪ビオトープの日記

ハボタン

正月の玄関脇によく植えられている観葉植物で最もポピュラーなのがこのアブラナ属のハボタン(Brassica oleracea var. acephala) であろう。キャベツ、ブロッコリ、カリフラワーと同じオレアケラという種からそれぞれ変種として分かれている。
葉が美しくボタンのように見られることからハボタンと呼ばれるが、原産地のヨーロッパでは主として食用や家畜の飼料として栽培されている。日本には江戸時代中期に渡来し、さまざまな品種が日本で改良されてきた。東京丸葉系、名古屋ちりめん系、中間の大阪丸葉系、葉が深く切り込んだ珊瑚系の四種を中心に発達し、耐寒性にも違いがある。
11月頃から4月頃まで長く観賞でき、冬の花の少ない時期にはうってつけでよく好まれている。