半坪ビオトープの日記

グスマニア・エンパイア

赤い苞が花のように見えるのは、グスマニア・マグニフィカ(Guzmania ×magnifica) という。パイナップル科グスマニア・リングラタ(G. lingulata) の交雑種で園芸品種が非常に多い。属名は、18世紀のスペインの自然科学者グスマン(A. Guzman) の名にちなむ。パイナップル科だが実はならない。
中央、南アメリカ原産の常緑多年草だが、一度咲いたら二度と咲かないので、子株を分けて育てる。鮮赤色の苞の径は10cmほどあり、その中心に小さな白い花が密集している。
通名グズマニアで、苞の色には赤のほか、赤紫、橙、黄色などがある。この花は特に、元のグスマニア・リングラタの園芸品種「カルディナリス(var. cardinalis)」によく似ている。
右上の花は、グスマニア・エンパイア(G. 'Empire') と表記されていた。マグニフィカの園芸品種である。