半坪ビオトープの日記

コガタコガネグモ

館山郊外の農漁村を歩くと都会ではあまり見かけられなくなった大型のコガネグモ科のクモがよく目につく。つがいで見ることの多いおなじみのジョロウグモに次いで最も多いのがこのナガコガネグモで、体長25mmあり、黄金色の体に黒の細い筋が入りとても美しい。
日本全国に分布し、コガネグモの仲間の中では最も普通の種である。あまり高いところには網を張らず、南房パラダイス前の道路沿いにはたくさん見かけられた。近づくと網を前後に激しく揺さぶり威嚇する。
右上のクモは一回り小さいコガタコガネグモで、黄色と黒の縞模様が美しく、黒の帯の中の黄色の点もよく目立つ。腹側は赤みがさして一層華やかである。
他にもコガネグモを見かけたが、コガタコガネグモを黒く地味にしたようであまり目立たなかった。