半坪ビオトープの日記

クルクマ

ショウガのような葉の間から幾重にも重なった桃色の花を咲かせているのは、ショウガ科クルクマ属のアリスマティフォリアの園芸品種、チェンマイ・ルージュ(Curcuma alismatifolia 'Chiengmai Rouge') という。タイ北部、カンボジア原産で、7〜9月に咲き地下茎で増える。
平安時代には渡来したとされる香料のウコン(Curcuma longa) の仲間で、原産地では観賞用としてよりもカレーなどの香料や薬用に利用される。
桃色の花弁に見えるのは、実は葉の変形した苞葉であり、本物の花は下のフード状の中に見える小さな紫色と白色の花である。
水持ちがよいので切り花としても利用できる。園芸上の俗称はクルクマ・シャロームといい、白色や橙色もある。英名は、シャム・チューリップ(Siam Tulip) という。