半坪ビオトープの日記

サルビア白

サルビア属の花は500種以上が知られ、地中海沿岸やメキシコに多い。明治中頃に渡来し、ヒゴロモソウ(緋衣草)の別名を持つ最も一般的な種は、ブラジル原産のスプレンデンス(Salvia splendens) という。
属名は、ラテン語 salveo(健康である)に由来し、この属のセージに薬効があることにちなむ。園芸上は1年草だがブラジルでは多年草である。熱帯原産のため発芽に高温が必要だが、苗になれば後の生育は容易である。我が家でも越年した株から元気に花を咲かせている。
鮮紅色が基本だが、ほかに紫色、白色などがあり、園芸品種はとても多い。
子供の頃、この花の花柱を引き抜き蜜腺を吸った覚えのある人は多いだろう。最も身近な植物体験だったといえる。