半坪ビオトープの日記

リナリア・アルピナ

道が左に曲がるにつれて、シャモニ針峰群とモン・ブラン山群が次々と現れてくる。モン・ブラン山群にはかなり雲がかかってきたが、一日中その姿を垣間見ながら歩けたことは幸運だ。
大きなモン・ブランからはボソン氷河が流れ出し、シャモニの町に迫っているのがよく見える。
右上の薄紫色の花は、ゴマノハグサ科ウンラン属のリナリアアルピナ(Linaria alpina) 。多肉質の薄緑色の葉に、オレンジ色の唇を持つ仮面型の花をたくさん付けて株をなす姿には風情がある。
ウンラン属のウンラン(Linaria japonica) とは、海の蘭の意味で、黄色の花びらを持ち、日本の海岸に咲く。