半坪ビオトープの日記

キンカン(金柑)

中国南部原産で日本には江戸時代より前に渡来したとされる。高さ1〜2mになるキンカン属の常緑低木。刺はあるがごく短い。初夏から秋にかけ2〜3回白い花を咲かせる。花は直径2cmほどで5枚の花弁をもつ。12〜1月、2cmほどの球形で橙黄色の果実を熟す。重さは10〜12g、香気が高く、果面はなめらかで金色に光って美しい。酸味が強く、厚い果皮の方が甘い。生食のほか、皮ごと砂糖漬けにしたものは風邪薬として珍重される。焼酎に2〜3週間漬け込んで金柑酒にする。別名、マルキンカン、金橘、姫橘。