半坪ビオトープの日記

ベニバナトチノキ

これはトチノキの中でも小柄なベニバナトチノキである。トチノキは日本特産で全国に自生する落葉高木。山地に生え、大きいものは高さ35m直径4mにもなる。5月頃、高さ20cmの円錐花序を何本も直立させたくさんの白い小花を集めて咲くので壮観である。大きく見栄えがするので公園や街路樹として植えられる。果実は4cmの球形、種子をすりつぶしてとち餅などを作る。材は、建築、楽器などに利用する。
ヨーロッパのセイヨウトチノキマロニエ)は、バルカン半島原産で同じ仲間である。北米原産のアカバトチノキセイヨウトチノキを交配してできたのが、このベニバナトチノキである。高さが手頃な3〜5mで、花色も紅色と美しく、乾燥にも強いので、庭木にも好まれる。