半坪ビオトープの日記

キリシマ(日の出)

キリシマ(別名クルメツツジ)は古くから植栽されていて品種がとても多い。花色は白から濃紅色または濃紫紅色まで様々な色彩の濃淡があるが、淡紅色や濃紅色の品種が特に多い。これはその中でも最も寒さに強く、よく開花する濃紅色の代表品種の日の出と思われる。でも絶えず新品種が作られているので濃紅色の中でも改良品種の今猩々か福寿かも知れない。
キリシマは日本最古の園芸書「花壇綱目」(1681)に記載され、「江戸砂子」(1735)には薩摩から京都、江戸へと広まったとある。ミヤマキリシマの性質のほかヤマツツジリュウキュウツツジの性質を帯びたものがあり、系統には諸説あったが、最近では鹿児島県に野生するサタツツジがキリシマであるとされている。