半坪ビオトープの日記


月初めに浜松の浜名湖近辺を周遊した。主に浜名湖湖北五山を見るため、浜松駅から北上して引佐町龍潭寺へ直行した。
詳しくは臨済宗妙心寺派の萬松山龍潭禅寺という。

龍潭寺天平5年(733)行基菩薩により開創されたという奥浜名湖の古刹で、禅寺となり1000年前から井伊家の菩提寺として今日まできている。石畳の参道を進むと、四脚門造りの総門がある。七世喝厳和尚が明暦2年(1656)に建立した山門である。

山門をくぐると寛永8年(1631)建立の東門が左にあり、観音大菩薩尊銅像が祀られている。正面に構える庫裡も禅寺特有の大破風をもち、文化12年(1815)に十四世仲山和尚が建立した、間口九間、奥行き十四間の堂々たる建物である。

庫裡と本堂の間には享保14年(1729)作の丈六の大仏(釈迦如来座像)が座している。身の丈2.8mの木彫寄木造りで、顔や体にに残る傷跡は、廃仏毀釈の際につけられたという。