半坪ビオトープの日記


チョウのような可憐な花を咲かせているのは、リナリア属のヒメキンギョソウ(姫金魚草)という。北アフリカ、スペイン原産のビパルティタ(Linaria bipartita) あるいはモロッコ原産のマロッカナ(L. maroccana)の種間雑種から育成されたといわれる。

リナリア属といえば、アルプス原産のアルピナ(Linaria alpina) がとりわけ美しい。喉部はリナリア属特有のオレンジ色あるいは黄色をしている。日本には明治時代に渡来した。紅、桃、赤紫、白、淡黄など花色が多彩で人気がある。

白いキクは、クリサンセマムのノースポール(Chrysanthemum paludosum 'North Pole') という園芸品種である。クリサンセマムとはキク属のことで、今では分類が進み、レウカンテムム属(Leucanthemum) に入れられているが、いまだに園芸上はクリサンセマムと呼ぶことが多い。
北アフリカ、地中海沿岸が原産で、日本には1970年ごろ渡来した。秋播きの半耐寒性がある一年草で、1月〜5月まで長く咲き続ける。