半坪ビオトープの日記

シコンノボタン

夏にすでに咲いていたシコンノボタンは右上のように紫紺色で、ノボタン科ティボウキナ属のウルヴィレアナ(Tibouchina urvilleana) という。和名ではシコンノボタン属のシコンノボタン(紫紺野牡丹)といい、特徴は葉の両面に長い毛が密集していて手触りが軟らかく、雄しべが全体的に紫色をしていることである。花は一日でしぼみ、花期は8〜11月である。
これと似ていて葉につやがある花は一般にノボタンと呼ぶ。花色は紫色もあるが、これは咲き始めが白と青紫色で後にピンク色が強くなる、ノボタン・リトルエンジェル(Little Angel) と呼ばれる園芸品種である。葉の様子からメラストマ属(Melastoma ノボタン属)と思われるのだが、シコンノボタンと同じティボウキナ属と誤って解説されることが多い。
別名ヒメノボタン、あるいはサンショクノボタン(三色野牡丹)とも呼ばれ、花期は10〜12月とシコンノボタンより遅い。